小林市立東方小学校の隣にある創業60年以上続く豆腐屋「谷口豆腐」さん。
取材をしていく中で「谷口豆腐」さんのおいしさの秘訣や、60年以上も愛されている理由が見えてきました。

■「しそ風味豆腐」が人気!創業60年以上続く老舗の豆腐屋
「谷口豆腐」さんは、創業60年以上も続く小林市でも老舗のお豆腐屋さんです。
現社長のおばあさまが始めた豆腐屋さんを代々受け継ぎ、今の社長さんで3代目。長年看護師をされていたという娘さんも加わり、親子で頑張っています。
「谷口豆腐」さんが主に行っているのは、豆腐や厚揚げの製造と卸。
小林市内の小中学校の給食では「谷口豆腐」さんのお豆腐が使われており、地元で育った方にとっては慣れ親しんだ味なのです。

また、「おでんが美味しい!」と大人気の「山椒茶屋」さんの厚揚げや、「地鶏の里」さんの御膳の冷奴など、さまざまな名店で「谷口豆腐」さんの豆腐が提供されています。
他にもスーパーや病院などに卸しており、スーパーだと松栄ストアーをはじめ小林市や高原町、えびの市のいくつかのスーパーで購入可能です。また、宮崎市の百笑村大塚店でも「しそ風味豆腐」を販売しているのだとか。
どこのスーパーで買えるかは、「谷口豆腐」さんのインスタグラムでチェックしてみてくださいね。
また「できたてのお豆腐が欲しい!」という方は直接買いに来られるそうです!できたてが欲しい方はぜひ、お店に行ってみてください♪

■ おいしさの秘訣はおいしい水とにがりを調合する技術
そんな「谷口豆腐」さんの豆腐のおいしさの秘訣は、「小林のおいしいお水」と「大豆の状態によってにがりの量を微調整する技術」にありました。
小林市は霧島連山の恵みを受け「湧き水の町」として有名。その地下水をさらに活性装置でキレイにした最高なお水を使用し、豆腐を作っています。
大豆は厳選したものを仕入れていますが、環境の変化によって大豆の状態も少し違うのだとか。その時仕入れた大豆の状態を見て、にがりの量を微調整し「谷口豆腐」さんのおいしい豆腐ができています。
恵まれたおいしい水と豆腐をおいしくする技術、どちらが欠けても「谷口豆腐」さんのおいしさは生まれなかったでしょう。
社長さんは「にがりの微調整はもう長年の勘だよ」と笑ってお話しされていました。ずっと豆腐一筋で頑張ってこられた社長さんだからこそなせる業なのです。

お豆腐屋さんの朝は早く、社長さんはなんと朝2時頃から製造を始めるのだとか。ここからも、「その日できた新鮮なお豆腐を食べて欲しい」という社長さんの想いが伝わってきます。
■看板商品はしそ香る「しそ風味豆腐」
「谷口豆腐」さんの人気商品は「しそ風味豆腐」。他では見ないオリジナルの商品で、しそのエキスが入り、しその香りがするお豆腐です。
特に夏場は「さっぱりしておいしい」と大人気なのだとか。

■ソフトから硬いものまで|豊富なラインナップ
しそ豆腐以外にも「谷口豆腐」さんでは、5種類の豆腐がラインナップ。ここでは、それぞれのお豆腐の特徴を紹介していきますね。
【パック木綿豆腐】
選び抜いた良質な大豆を使用し、大豆の風味が感じられる固めのお豆腐です。

【食べきりサイズ木綿豆腐】
先ほどの木綿豆腐を食べきりサイズで提供。最近はこのサイズが人気なのだとか。冷奴として1人で残さず食べきれるサイズです。

【ソフト豆腐】
大豆の風味がしっかりとした豆腐。もめん豆腐と絹ごし豆腐の間くらいの硬さです。

【田舎豆腐】
大豆の風味豊か。しっかりと水を切り、一番硬い豆腐です。白和えや揚げ出し豆腐などに最適。

【ニューとうふ】
さっぱりでツルっと食べられる豆腐。昔は栄養豆腐と呼ばれるほど栄養満点です。

【揚げ豆腐】
おでんや煮しめに最高です。三角あげはそのままおでんなどに入れるとちょうどいいサイズです。


このようにお豆腐の種類もたくさんあるので、お好みや調理方法によっていろいろなお豆腐を楽しめます。
■材料費高騰や時代の変化に負けず、親子で守り続ける
材料費が高騰したり、海外製の安い豆腐が入ってきたり、デジタル化になっていったり…
刻々と時代が移り変わっていく中で、試行錯誤しながら変化を続けている「谷口豆腐」さん。
「娘さんがインスタグラムでお店の告知をしてくれるなど、今までと違う新しいことができている。今後は地方発送やネット販売などもっと工夫してたくさんの人に買ってもらえるようにしたい。」とお話ししてくださいました。
時代の変化に負けず、親子でお店を守り続けています。
「スーパーなどでは安い豆腐が並んでいますが、おいしくて安全な手作り豆腐をぜひ食べてみてください。」とお話しされていました。
長年愛されているおいしい手作りお豆腐をぜひ、食べてみてください♪

■店舗情報
店 舗:谷口豆腐
住 所:宮崎県小林市東方3217-2
電話番号:0984-23-6767
営業時間:2時~12時ごろ
休 み:日曜日・水曜日
Instagram:https://www.instagram.com/tanigutitoufu/?hl=ja